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もう怖くない!レストランでワインをスマートに注文する方法

皆さんはレストランやビストロなどでワインを注文する時、「どうやってワインを注文すればいいかわからない…」と困ってしまったことはありませんか?

きちんと注文できるか不安だったり、「ソムリエに『ワインはどうされますか?』と聞かれるのがコワイ!」と思っている人は意外と多いですよね。

 

今回の記事では、レストランでワインをスマートに注文する方法をご紹介。恥をかかない注文方法やワインリストの読み方についても解説していきます。ワインの注文は難しく思われがちですが、実は恐れることは何もありません!

この記事を読めば、カジュアルな場から高級なレストランまで、その場に適したワインをソツなく注文できるようになることができます。外食の際にぜひ役立ててくださいね。

 

ボトルとグラスどっちがいい?―人数や料理によって考えようー

 

まず、ワインを注文する時はボトルとグラスのどちらを注文するのがよいでしょうか?結論から言うと、「正解」はありません。どちらにするかは、ワインを飲む「人数」や「料理構成」から考えましょう。

 

・人数から考える

ワインのボトルはほとんどが750㎖(日本ワインなど一部720㎖もあり)。アルコール度数は1115%程度のものが多いので、2人だと飲み切れない場合もあります。3人以上で飲むなら、ボトルの選択肢を視野に入れてもいいでしょう。

 

 

・料理構成から考える

ボトルで注文するデメリットは、「いろいろな種類を飲めない」点です。レストランのコース料理など1品ずつ料理が提供される場合、「乾杯はスパークリング」「前菜にはスッキリした白」「メインの魚にはしっかりめの白」「メインの肉料理には赤」・・・のように、料理に合わせて1杯ずつ違うワインを楽しみたいですよね。このような場合には、ボトルを注文するよりグラスで合わせた方が、ワインと料理のペアリングを丁寧に感じることができるでしょう。

 

反対に「ずっと肉料理」「ずっと魚料理」などの場合や、「難しく考えず、全部の料理に合わせられる万能ワインで料理を楽しみたい!」という場合にはボトルを注文するのも◎。グラスのデメリットは「何度も店員さんに注文する必要がある」「ボトルよりも若干割高になる」点ですので、カジュアルにおしゃべりを楽しみたい場にはボトルがぴったりです。

 

予算を考慮に入れるのも手です。高級ワインでない限り、グラスよりもボトルのほうが割安になる傾向がありますので、ある程度飲む人が集まっている場合はボトルを注文してシェアするのも賢い注文方法です。

その場合は、皆さんの好みを聞くのをお忘れなく。「渋い赤が苦手」「甘くないワインがいい」「酸っぱい白が苦手」・・・など好みは人それぞれ。

店員さんに「皆で楽しめる、万人受けするワインはどれですか?」とアドバイスをもらうのもおすすめです。

 

 

・ボトルで迷ったら「泡」か「ロゼ」がおすすめ

ちなみに、最初から最後まで同じボトルで楽しみたいなら、おすすめは「スパークリングワイン」と「ロゼ」。どちらもどんな料理にも合わせやすく、「著しく合わない料理がない」のが嬉しいところ。迷ったらぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

泡・白・赤・ロゼ―頼む順番を考えようー

さて、それではいざワインを決める際に、泡・白・赤・ロゼのどれから注文するのがよいでしょうか。嗜好品なので正解はありませんが、一般的には「軽いワインから重いワインへ」移行していくのが吉とされています。

 

人間の味覚は、重い(濃い)ものを先に味わってしまうと、その後に軽くて繊細な味わいのものがきても味がわかりにくくなってしまうもの。また料理の順番も「軽→重」と移っていくのが基本ですので、料理に合わせてワインも同じようにチョイスするのがおいしく楽しむポイントです。

 

おすすめは乾杯から前菜までは「泡」か「スッキリした辛口の白」。前菜でも、お肉の冷菜ならロゼもばっちり合うでしょう。メインの魚介料理には、樽で熟成したようなフルボディの白、肉料理にはしっかりした赤ワインを合わせるのがよく知られた基本のペアリングです。

 

一歩進んだ順番で考えるなら、「軽くてエレガントな赤」を早い段階で入れるのもアリ!生ハムや赤身魚などにぴったりで、その後に重めの白を持ってきても全く問題ありません。必ずしも「白→赤」でなくても、ワインの軽重で判断すると「この人、ツウだな」と一目置かれるかもしれません。

 

続いては、実際にお店で注文する際の方法やマナーについて見ていきましょう!

 

 

レストランでワインを注文するおすすめの方法

それでは、いよいよ実際に注文する際の流れについて解説していきます。

最初にお伝えしておくと、ソムリエが在籍しているようなきちんとした場所やレストランでは、最大のおすすめは、とにかく「ソムリエに聞くこと」!

 

お店の料理とワインの相性を知り尽くしているのはお客ではなくソムリエです。そしてソムリエの仕事は、ズバリ「お客のワイン選びを手伝うこと」。ワインについてわからないからおすすめを聞くことは全く恥ずかしいことではありません。むしろ、ソムリエと相談しながワインを選ぶのが一番賢く、楽しくワインを飲む秘訣なんです。

 

席に着いたら、まずは乾杯の飲み物を注文しましょう。スパークリングワインがおすすめですが、メニューにあるようならワインカクテルやシェリーなどもおすすめ。その後は、ワインより先に料理を決めるのがよいでしょう。ワインはそもそも「料理を引き立てる」役割のもの。料理ありきでワインを選んでいくのが鉄則です!

 

ここで、コース料理でも単品注文でも使える魔法のフレーズをご紹介。「お料理に合わせてワインをお願いしたいのですが、おすすめをご紹介いただけますか?」この一言をソムリエに伝えればもう安心です。「ワインに詳しくないので、説明してもらえたら嬉しいです」などと正直に伝えるとなおよし。ソムリエはプロなので、初心者向けの味わい・価格でワインを選んでくれるはずです。

 

この時に、「あまり高価すぎないもので」「できればフルーティーが好き」などの補足を伝えても大丈夫。「ワインの注文方法、思ったよりも簡単そう…」と思ってもらえたのではないでしょうか?

 

  • テイスティングをお願いされることもある 

さて、レストランでボトルワインを注文した時に、栓を抜いてグラスに注いだワインを「テイスティングをお願いします」と差し出される場合があります。多くの人がビビってしまうこのシチュエーションですが、実はこれも恐れることはありません。

 

この行為の意味は、「開栓したワインが不良品でないことを確かめるため」のもの。ワインはコルクを使うため、ごくまれに雑菌が繁殖してワインが明らかに劣化する「ブショネ」と呼ばれる不良品に当たることがあります。とは言え現代は技術が発達しているので、ブショネのワインに当たる確率はかなり低く、ワインを相当飲む人でも一生ブショネに当たらない場合も多いです。

ブショネ以外にも、輸送中や保管の状態が悪いことで生じる品質劣化の可能性もありますので、ボトルを開けたばかりのワインにはテイスティングが必要という訳なのです。

 

テイスティングをお願いされたら、香りをかいで、一口味わいを確かめてみてください。チェックするポイントは「雑巾やカビなどの明らかな不快臭がしないか」「口に含んで全く味がしなかったり、飲めないほど酸っぱかったり、カビ臭くないか」。

 

ワインは本当に多様な味わいがあるので、判断が難しそう…と思うかもしれませんが、ここでチェックするのは「人体が拒否反応を示すような明らかな違和感」です。香りも味もそのような問題がなければ、ソムリエに「大丈夫です」と伝えましょう。ちなみに、注がれた量を必ずしもすべて飲み切る必要はありません。

 

ひとつ注意するのは、テイスティングはワインの品質劣化をチェックするものであって「好き嫌い」を判断するものではありません。好みのワインではなかったからと言って、「他のワインに交換してください」などとは言わないようにしましょうね。

 

 

まとめ

今回は、レストランでワインをスマートに注文する方法についてご紹介しました。ハードルが高いと思われがちなワインの注文ですが、実は全く恐れることはないことがわかったのではないでしょうか。

スマートな注文の方法を知っていれば、デートや会食で格好いいところを見せられるばかりでなく、ソムリエの力を借りて料理をワインと合わせて最大限楽しむことができます。

ワインの注文を上手にできるようになって、レストランで素敵なワイン体験を楽しんでくださいね。

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