コンテンツにスキップ
簡単&究極!高級レストランでのワインのマナー【たったこれだけ】

簡単&究極!高級レストランでのワインのマナー【たったこれだけ】

素敵なレストランに行くことになったけど、ワインのマナーが不安・・・と心配になった経験がある人は多いのではないでしょうか。この記事では、要点を押さえて誰でも簡単にワインのマナーを身につける方法をご紹介します。

・ワインは詳しくないし、どう頼めばいいかわからない

・注がれたあとどうやって飲んだらいいか戸惑ってしまう

・乾杯やグラスの持ち方など、どうすればいいかわからない

 

――など、上記のような不安がある人は必見です!

 

ワインを注文する時のマナー①食前酒をマスターしよう

 

それでは早速、ワインを注文する時のマナーについてご紹介していきますが、まずはじめに誰でも簡単に使える必殺フレーズを。

 

「おすすめをご紹介いただけますか」

たったこれだけでOK!

 

お酒に詳しくなくても、スマートに注文ができる究極のワードです。食前酒から食中のワインまで、どんなドリンクを選ぶ際にも同様に使える万能ワード。ソムリエにおすすめを聞くことはまったく失礼にあたりません(むしろそれが仕事です)し、その店の料理との相性を熟知しているのはお客ではなくソムリエ。積極的におすすめを聞くことをおすすめします。

 

 

とは言え「自分で選ぶ方法を知っていた方が安心できる!」という人が多いと思いますので、自身でワインを注文する際の方法についてもご紹介していきます。

 

レストランに入店して着席したら、食前酒=フランス語で「アペリティフ」について聞かれる場合があります。食前酒には食欲増進効果があり、欧米などの海外では食前酒の文化がある国が多いのです。

 

食前酒におすすめなのは、

  • シャンパーニュ、カバ、プロセッコなどの発泡性(スパークリング)ワイン全般

=スパークリングワインの泡によって血管が刺激され、味覚が敏感になると言われているため

 

  • シェリー

=スペインの酒精強化ワイン(醸造工程中にアルコールを添加し、コクのある味わいで保存性が高いワイン)であるシェリーも食前酒の定番です。フィノやマンサリーニャなどは辛口、オロロソやアモンティリャードは甘口です。こちらはお好みで選んでよいでしょう。

 

  • カクテル

=カクテルも食前酒に向いています。食後に向くカクテルと食前に向くカクテルで種類が色々あるので、「食前酒向きのカクテルでいおすすめはありますか」と聞いてみるといいですよ。

一般的には発泡性のものや、口当たりが軽く爽やかで食欲を掻き立てるものなどが定番です。シャンパーニュ(またはスパークリングワイン)とオレンジジュースのカクテル「ミモザ」や、白ワインとカシスリキュールの「キール」などがおすすめ。イタリアンレストランなら、プロセッコ(イタリアのスパークリングワイン)とアペロール(オレンジと薬草のリキュール)を使った鮮やかなカクテル「アペロールスプリッツ」なども人気です。

 

ワインを注文する時のマナー②料理が決まったらワインを決めよう~予算の伝え方も伝授

 

いよいよ料理が決まったら、それに合わせてワインを決めていきましょう。ワインは食中酒なので、「料理に合わせてワインを決める」順番が理にかなっています。

 

お目当てのワインがある場合や3、4人以上ならボトルも勿論おすすめですが、重めの赤ワインだと前菜と合わなかったり、軽い白だとメインのこってりした料理に負けてしまうなんてことも。2人など少人数で行く時には、グラスワインで注文するほうが料理とのペアリングを楽しむことができるでしょう。

 

コース料理の場合でも単品の場合でも、前菜→温菜→魚→肉→デザートの順が基本パターンです。メインのお肉までは、軽い食事から重い食事へ移っていくことになりますから、ワインもそれに合わせて軽いものから重いものへ移っていくのがベスト。

 

ここで使える簡単な定番注文方法を。

前菜の時には「軽めの白ワインをグラスで」。温菜まで同じワインでもいいですし、飲み切ったなら「もうすこししっかりめの白」「ロゼ」もおすすめです。

魚料理なら「飲みごたえのある白」や、生魚やさっぱりめの味付けでしたら「爽やかな白」でもよいでしょう。お肉には「おすすめの赤ワインを」と言えば、肉の種類や味付けにぴったりのものを出してくれるはずです。

 

基本的に、軽め白→しっかりめ白→軽め赤→重め赤の順に移っていくイメージです。前半にはスパークリングやロゼをチョイスしてもいいでしょう。

 

そして、ここで気になるのがグラスワインのお値段ですよね。

 

おすすめとは言え高額なワインを出されたらどうしよう・・・と不安になる人は多いはず。失礼にならない予算の伝え方でおすすめは、ズバリ「予約の時にグラスワインの1杯あたりの予算を伝えておくこと」!

同伴者といるテーブルのその場で値段を聞くよりも、予約の時に聞いておいた方がスマートです。

 

お店のグレードによってもグラスの価格設定は違ってきますから、「グラスはおいくらからですか?」と尋ねてから検討してもよいでしょう。予算が限られている場合は「カジュアルに楽しみたいので、あまり高額すぎるものは避けてご提案いただけますか?」と伝えるなど、失礼にならない程度にお願いしてみるのも一手です。

 

とは言え、なんの断りもなく高額なワインをおすすめしてくるソムリエもそうそういませんから、不安な人は上記の方法を頭の片隅に置いておいておけば安心です。

 

 

注文したワインがきたら~テイスティング方法

 

ワインを注文すると、高級店では「テイスティング」を求められます。テイスティングとは、出てきたワインの銘柄やヴィンテージが注文通りか、ワインが傷んでいないかを確認する目的で行われます。ソムリエが在籍しているお店なら、「そちらでお願いします」とお任せしてもよいでしょう。

こちらでテイスティングする場合もさほど難しくはありません。テイスティングの手順は下記のとおりです。

 

  • ラベルの確認

「こちらのワインでお間違いありませんか」とたずねますので、ラベルを確認し、「大丈夫です」と伝えてください。万が一ヴィンテージなどが違っていたら、この段階で指摘してあげましょう。

 

  • 外観の確認

少量のワインがグラスに注がれます。グラスの脚部分を持って液体を目視し、ワインに濁りがないか確認しましょう。

 

  • 香りの確認

鼻にグラスを近付け、異臭がないかを確認します。雑巾やカビのにおいなどの明らかな異臭でない限りワインは正常です。

 

  • 味わいの確認

少量のワインを口に含み、異常がないか確認します。刺激があったり無味だったりした場合にはソムリエに一言、確認をお願いしましょう。

 

すべての行程は時間をかけなくても大丈夫です。さっと確認できたら、「大丈夫です」と伝えましょう。注意点は、「味の好みをみる作業ではないこと」です。品質異常を確認するための作業ですから、味が好みでなかった場合に品物の取り換えを希望する・・・なんてことはしないようにしましょうね。

 

 

サーブされたらワインを楽しもう!乾杯やグラスの持ち方のマナー

 

いよいよワインがサーブされ、お食事が始まる時。

ビールジョッキなら「乾杯!」とジョッキをガチャンと合わせたいところですが、ワイングラスは繊細なつくりなので、乾杯で力強くグラスを合わせるとグラスが割れてしまう原因になります。

 

ワインの場合は直接グラスは合わせずに、ちょっとグラスを傾けて乾杯するポーズを取り合えば、それでじゅうぶん乾杯の合図。上品な仕草でもありますので、ぜひ覚えていてくださいね。

 

ワインを飲む時は、ボウル(液体が入る丸くふくらんだ部分)を持たないようにしましょう。よく手のひらでボウルを包むように持つイメージがあるかもしれませんが、せっかくお店が適温で出してくれているワインが温まってしまうので、この持ち方は実はNG。ステム(ボウルの下の細長い)を指で挟むようにしっかりと持つようにして飲みましょう。

 

ただし、海外ではボウルを持つ人が多いのも事実。日本国内で飲む時にはステムを持つのがおすすめですが、海外ではあまり気にする必要はないかもしれません。

 

また、よくグラスをくるくると回している様子を見掛けることはないでようか。あの行為は「スワリング」といって、ワインに空気を含ませることで香りや味わいを開かせる意味があります。不慣れなうちは、無理にスワリングをすると中の液体がこぼれてしまったり、綺麗に回せずにバチャバチャと液面が暴れてしまいエレガントさに欠ける結果になることがしばしば。

 

スワリングが不必要なワインも多いので、よほど上級者出ない限りはグラスを回さない方がスマート!と覚えておきましょう。

 

 

まとめ

今回は、高級レストランでのワインのマナーについてご紹介しました。注文時のマナーや乾杯、ワインの飲み方など、実は思ったよりもずっと簡単なもの。恐れることなくレストランでワインを楽しめるようになったのではないしょうか。ぜひ今回の記事を参考に、レストランでスマートにワインを楽しんでみてくださいね。

前の記事 ワインは通販で買う理由を解説!
次の記事 もう怖くない!レストランでワインをスマートに注文する方法
RuffRuff App RuffRuff App by Tsun

20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。20歳以上の方は、チェックボックスにチェックをお願いします。

エラーが発生しました。しばらく待ってから再度チェックボックスにチェックを入れてください。

RuffRuff App RuffRuff App by Tsun