【初心者向け】どうやって飲む?ワインの開け方やワインの割り方をご紹介!
様々なお酒の中でも、特にワインにはなんだか手が伸びない…という理由の一つに、「どうやって飲むのかわからない」や「色々と道具が必要なのでは?」という、ワインを飲むこと自体に高いハードルを感じられているかと思います。
しかし、皆様が思っているよりもずっと、ワインはカジュアルに楽しめる飲み物なのです。今回はスタンダードなワインの楽しみ方から、もっとワインを身近に楽しんでいただけるちょっとした飲み方のアレンジまで、詳しくお話します。
ワインの飲み方の流れ
まずは、最もシンプルかつスタンダードにワインを楽しむ方法です。ワインを開けて、グラスに注ぐまでの流れに沿って見てみましょう。
抜栓の仕方
さあ、ワインが用意出来たら、ボトルの栓を開けていきましょう。ちなみに開ける前に、以前お話しした適温に整えておくとベストです!そしてこの時、スクリューキャップなら手で簡単に開けられるのですが、コルクが瓶口に埋まっていると、慣れないワインオープナーを使わなければならず、少々戸惑う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
手軽でおすすめのオープナー3選
①最も手軽なウィングタイプ
例えば、両手を広げた人のような形状のウィングタイプは、てこの原理を用いてコルクを引き上げるので、比較的楽に開けられ、さらに百円ショップなどでも販売されているので、最も気軽に使えるタイプです。
②楽さ重視の電動タイプ
また、とにかく力を入れず楽に開けたいならば、電動タイプが良いでしょう。スクリューを刺すのも引き上げるのも、ほとんど力をかけずに済みますが、やや大きく保管場所を考える必要はありそうです。
③プロの道具のソムリエナイフ
そして、少しお時間に余裕のある方におすすめなのはソムリエナイフです。こちらは、コルクを覆っているキャップシールを切り取る小さなナイフと、コルクに差し込むスクリュー、てこの原理でコルクを引き上げるために瓶口に引っ掛ける部分が、全て片手に収まるサイズに集約した、非常にコンパクトな道具です。こちらもそこまで力を必要としないものの、コルクにスクリューを差し込む時に少しコツがいるので、YouTubeなどで使い方を解説している動画を見ながら使ってみてください。特に、瓶口に引っ掛ける部分が2段階になっている「ダブルアクション」と呼ばれるタイプが扱いやすく、また価格も1,000円未満からと非常にお手頃に手に入るので、意外と気軽に使いこなせるプロの道具なのです。
グラスに注ぐ
さてワインの栓が開いたら、さっそくグラスに注いでいきましょう!さて、ここで頭をよぎるのが、「何でワインはワイングラスで飲むものなんだろう」という疑問。あのボリュームのある形と高さ、食器棚のスペースを取る上に割れやすいので、買うのをためらう方もいらっしゃるかと思います。
ワイングラスでいただく意味
たしかに、しっかりとしたワイングラスでなく普通のコップでもワインは美味しく飲めますが、あの形にはちゃんとワインを十分に楽しむための理由がいくつかあるのです。その中でも特に大事なポイントが、あのチューリップ型の形。あの丸く膨らんだ場所にワインが注がれることで、よりワインを空気に触れさせ、香りや口当たりのポテンシャルをぐっと引き出すのです。さらにこの膨らみには様々な種類があり、そのワインの特徴に合わせた形状があります。
例えば、すっきりと爽やかな白ワインには、その酸味や香りをストレートに感じるため、ふくらみが控えめでやや小ぶりなグラスが適しています。一方、香り豊かな赤ワインはやや大ぶりなグラスに注ぐことで、その複雑な香りがより引き立つのです。
どんなワイングラスを用意すれば良い?
「そんなにあれもこれも揃えられないし、どれがどのワイン向きなのかなんてわからない!」とお思いになりますよね。そんな方も、赤ワイン向きのスタンダードなチューリップ型のグラスが一つあれば、どんなワインを飲む時もばっちりです。もしどんどんワインに興味が出てきて、少し余裕も出来たら、スパークリングワイン用のやや細長いタイプや、チューリップ型よりももっと横に膨らんだ、軽めで香り高い赤ワインや濃厚な白ワイン向きのグラスなどを揃えていくと、想像以上に世界が広がりますよ。同じワインでも、グラスの形状次第でがらりとその表情を変えるのです。
もっと自由にワインを楽しむ!
こうしてワインを味わってみたら、ご自身のお好みに合わせて、さらにワインを自由に楽しんでみませんか?こちらでは、様々なワインの飲み方をご紹介いたします!
氷を入れて
最も手軽なアレンジが、こちら。ワインに氷や水を入れるなんて邪道では…!?というお声も聞こえてきそうですが、案外これが、「アリ」なのです。とくにロゼワインの聖地、フランスのプロヴァンス地方では夏場、ロゼワインに氷を入れて気軽に楽しむのが定番だそうですよ。
炭酸で割って
こちらも簡単に出来るおすすめの飲み方。スパークリングワインとはまた違った、カジュアルな飲み口で親しみやすさ抜群です。
さらにアレンジ!簡単ワインカクテル 赤ワイン編
カリモーチョ
赤ワイン+コーラを1:1の割合で。赤ワインの渋みが苦手な方でも、とても飲みやすくおすすめです。ライムやレモンを添えると更に風味が増してgood!ファストフードなどと気軽に楽しめる一杯です。
キティ
赤ワイン+ジンジャーエールを1:1の割合で。こちらの方がより幅広く食事に合わせやすい印象です。
さらにアレンジ!簡単ワインカクテル 白ワイン編
オペレーター
白ワイン+ジンジャーエールを1:1の割合で。正確なレシピでは、各90mlずつにレモンジュース5mlとされていますが、レモン汁がなければ、入れずになんちゃってカクテルでも美味しく召し上がれます。
キール
白ワイン+カシスリキュールを6:1の割合で。ブドウとカシスの香りが互いに引き立て合う、特別感に溢れる人気カクテルの一つです。ちなみに、白ワインをスパークリングワインに置き換えると「キール・ロワイヤル」、赤ワインだと「カーディナル」という名称になり、いずれも素敵な相性の組み合わせです。
さらにアレンジ!簡単ワインカクテル 白ワイン編
ミモザ
スパークリングワイン+オレンジジュースを1:1の割合で。スパークリングワイン自体の柑橘系の香りとオレンジジュースが相まった、フルーティーで華やかな味わい。乾杯にもぴったりです。
ホットワイン
寒い季節にはこちら!赤ワインや白ワインを、シナモンなどの甘い香りのスパイスやフルーツ、砂糖などの甘味料と共に、お鍋で温め、甘味と香りを付与したものです。ドイツでは特に「グリューワイン」と呼ばれ、親しまれています。
サングリア
一方、夏場にはこちら。柑橘類やリンゴのほか、季節のフルーツなどを思い思いにお好きなワインに漬け込んだものです。そのままでももちろん、氷や炭酸水で割っても楽しめますよ。
まとめ
今回は、ワインのスタンダードな飲み方からひと手間加えたアレンジまで、ワインを楽しんでいただく方法を広くご紹介して参りました。これからワインを飲んでみようとお考えの方も、ちょっとワインに苦手意識のある方も、ぜひこちらの記事をご参考に、自由に気軽にワインを楽しんでいただけると嬉しいです!