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コスパ最強!チリワインの魅力を徹底解剖

コスパ最強!チリワインの魅力を徹底解剖

格安で高品質のワインが揃うチリワイン。スーパーやコンビニなどの身近でも当たり前のように目にしますよね。1,000円前後で手に入る手軽さでありながら、豊かな味わいで高い品質も兼ね備えており、デイリーワインとして世界中で高い人気を誇っています。今回はそんなチリワインについて、特長と人気の理由、そしてコスパ最強のおすすめチリワインのご紹介をしていきます。「安くて美味しいワインを探している」という方も是非チェックしてくださいね。

チリワインとは?特長と人気の理由

2022年度の日本へのワイン輸入量は、フランスに次いでチリが2位でした。コロナ禍で「おうちワイン」を楽しむ人も増え、チリワインは家庭向けの手ごろな価格で人気を集めました。そんな日本でも身近な存在となったチリワインの特長について詳しくみていきましょう。

ワイン造りに最適な理想郷

チリワインが人気の理由として“コスパ”がよくあげられますが、リーズナブルなワインであっても、当たりはずれが少なく品質が安定しています。それは、チリの環境がワイン向きのブドウ造りに最適な理想郷だからといえます。

まず、チリの気候は日照量が多く、雨が少ない環境にあります。日照量が多いとブドウの熟度が上がり、ワイン向きの風味豊かなブドウを栽培することができます。さらに、雨が少ない「地中海性気候」であることもブドウ栽培には大きなメリットであり、ブドウが雨に打たれて品質が劣化してしまう心配が少ないのです。加えて、アンデス山脈と砂漠に周囲を囲まれている地形のおかげで、ブドウの樹を枯らせてしまう病害虫が入ってきません。19世紀のヨーロッパでは、多くのブドウ産地に害虫である“フィロキセラ”が大量発生し壊滅的な被害を受けましたが、チリはこれまでその害虫の被害に合っていません。

ワインは使用するブドウの品質によって味わいが大きく左右されますが、チリではこのようにブドウ栽培における好条件が揃っているため、品質が安定したワインが多いのです。

品種個性を楽しめる

先ほどお伝えしたブドウの熟度が上がりやすい気候によって、チリワインには果実味が豊かで華やかな味わいのものが多いです。また、フランスなどに多い数種類のブドウをブレンドしたものではなく、基本的に単一品種のみで造ることが多いため、ひとことで言うと“わかりやすい”ものが多いのです。だからこそ、誰でも親しみやすく、多くの人気を集めているのでしょう。ワイン初心者の方も、まずはチリの様々な品種のワインを試してみて、お気に入りのブドウ品種を見つけてみるのも良いかもしれません。

チリワインがリーズナブルな理由

品質が高いにも関わらず、チリのワインはどうしてこれほどにリーズナブルな価格が実現できるのでしょうか。先述したように、恵まれた気候条件で質の良いブドウをたくさん栽培しやすいということの他にも、以下の理由があげられます。

輸入関税がゼロ

チリのワインが安い理由として、関税が大きく関係しています。日本とチリの二国間で経済連携協定が発行されたことをきっかけに、2007年から日本へのチリワインの輸入増加が始まりました。この協定は、簡単にいうと「チリと日本間の関税をなくしていこう」とする取り組みで、これにより関税率は以降年々引き下げられ、2019年4月にはチリワインにかかる関税はなんとゼロになりました。そのため、アメリカやオーストラリア、アルゼンチン、南アフリカなどのワインよりも安く手に入れることができるのです。
※2019年2月~日欧EPAによりEUのワインも関税ゼロで輸入可能です。

大規模なワイナリーが多い

1818年、スペインから独立したチリは豊富な鉱山資源をもとに経済が成長していきました。その中で“鉱山富豪”と呼ばれる人たちが誕生し、彼らがワイン産業のスポンサーとなっていったのです。その豊富な資金力をもとに大規模なワイナリーを設立し、最新の醸造機器などを導入してワイン産業を飛躍的に拡大してきました。こうしたスケールメリットもあり、低コストで多くのワインを生産できる仕組みが整っていることが、チリワインが安い理由のひとつとしてあげられます。また、ワインの生産コストは国によって異なりますが、人件費の違いは少なからずワインの価格に影響します。チリでは人件費が安いこともリーズナブルなワインを生産できる要因といえるでしょう。

デイリーにぴったりのコスパ最強チリワイン5選

モンテス アルファ カベルネ・ソーヴィニヨン

おすすめポイント
今やチリ最高峰のワイナリーとしての地位を確立したモンテスを代表するワイン。チリワインの入門編として、デイリーコスパ最強ワインとして是非おすすめしたい1本です。上質なカベルネ・ソーヴィニヨンを用いて造られるエレガントさはお値段以上の価値ありです。

ロス ヴァスコス カルメネール グランドレゼルブ


おすすめポイント
チリならではの品種、カルメネールの魅力を追求したワイン。濃縮感のあるブルーベリーやブラックチェリーを思わせる香りと豊かな果実味で、飲みごたえのある赤ワインをお探しの方におすすめです。長い余韻を感じられる逸品。

コノスル ゲヴュルツトラミネール ヴァラエタル


おすすめポイント
自転車のラベルでおなじみのコノスル。どの種類もコスパの高さで人気ですが、特におすすめしたいのがこのゲヴュルツトラミネール種。パイナップルやライチの華やかでトロピカルな香りとコクのある味わいが特徴です。中華などアジア料理ともよくマッチします。

マプ  ソーヴィニヨン・ブラン


おすすめポイント
5大シャトーの1つ、シャトー・ムートンを所有するロスチャイルド社がチリで手掛けるデイリーワイン。ソーヴィニヨン・ブランらしいキリッとした爽やかな果実味に繊細な酸味、またチリワインらしいフルーティさも少し感じられる上品なワインです。

サンタ・ディグナ・シャルドネ・レゼルヴァ


おすすめポイント
チリでクオリティワインを確立したパイオニアが手掛ける、深みのある果実味と酸味が魅力の爽やかなシャルドネ。ブドウの味わいをストレートに活かす造りで、焼いた魚介や鶏肉料理、クリームソースなどと相性が抜群です。幅広い料理に合わせてみたい万能ワイン。

まとめ

チリワインの魅力や特長をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。おすすめワインは厳選してご紹介しましたが、これ以外にもチリワインはコスパのよい素晴らしいワインがたくさんあります。ぜひ、日常にコスパのよいチリワインを取り入れて、ワインを身近に楽しんでみてください。

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