夏に飲みたい!冷やしておいしい白ワイン5選
暑い夏には、キリッと冷えてスッキリした白ワインを飲みたくなりますよね。一言に白といっても多様なタイプあり、冷やして飲むのにぴったりのワインもあれば、逆に冷やさない方がおいしいワインもたくさんあります。せっかく飲むなら、冷やして飲むのに適した白ワインを楽しみたくはありませんか?
今回の記事では、「夏にぴったりな、冷やして飲むのにおいしい白ワイン」の選び方をご紹介します。ワインを冷やす方法についてのアドバイスも併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
白ワインの飲み頃温度は?冷やして飲んでもおいしい白ワインの選び方
一般的に、白ワインは赤ワインよりすっきりしているため、赤よりも低い(冷たい)の温度が適しているものが多いです。白ワインのタイプと温度の目安としては、
・樽で熟成した芳醇でリッチなタイプ…11~13℃
・フルーティー&香り豊かなタイプ…10℃前後
・辛口&酸味しっかりタイプ…8~9℃
大体の目安ですが、このくらいの温度が丁度いいとされています。
温度が合っていないとどうなってしまうかというと、たとえば「樽で熟成したたっぷりとしたシャルドネ」や「フルーツやお花の香りを存分に楽しみたいアロマティックなワイン」などをキンキンに冷やした場合、冷えすぎることによってワインの香りが閉じてしまい、味わいも感じ取りにくくなってしまう…といった弊害が生じることも。
*ちなみに冷やしすぎた場合は、常温のまましばらく置いておいたり、手でグラスを暖めてあげると温度が上がり、自然に香りが開いてきますので慌てずに。ワインは急激な温度変化に弱いので、間違ってもレンジに入れたり、湯煎したりはしないでくださいね。
それではどんなワインが冷やして飲むのに適しているかというと、「辛口&酸味がしっかりしたタイプ」のワインがぴったりです!平たく言うと、「フレッシュなタイプ」の白ワインが向いています。
フレッシュタイプの特徴としては、「樽熟成よりステンレスタンク熟成」「長期熟成タイプより、熟成期間が短いワイン」「レモンやグレープフルーツなどのシトラス系の香りのワイン」・・・などが挙げられます。フレッシュタイプのワインは冷やすことによって酸味が飲みやすく感じられるようになり、キリッとした爽快感を楽しめます。
また一般的に寒い産地のワインは酸が高い傾向にありますので、冷涼な産地の辛口ワインを選んで買って貰うといいかもしれません。現代ではスーパーや酒販店に並んでる多くのワインが辛口寄りのものですが、ラベルに甘辛の表記がない場合が多いので、不安な場合は店員さんに聞いてもいいかもしれません。
続いては、いざ冷やして飲みたいと思った時に「どうやって冷やすのがいいのか」、冷凍庫や氷もアリなのかなど、説明していきます。
白ワインの冷やし方!冷蔵庫?冷凍庫?氷を入れても大丈夫?
それでは、常温の白ワインを冷やす方法についてご紹介していきます。
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冷蔵庫
まずは冷蔵庫を使う場合。庫内に横にして置き、2~3時間は冷やしておくとよいでしょう。ドアポケットでも構いませんが、ワインに振動が伝わりやすく、外気に触れやすい位置だと温度が下がりにくいため、庫内に入れられたらベストです。
野菜室の場合は温度がやや高めなので、3~4時間以上を目安に冷やしてくださいね。
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冷凍庫
続いて冷凍庫で冷やす場合。最初にお伝えすると、冷凍庫は破損や味の劣化などのリスクが高いのであまりオススメではありません。
先に書いたとおりワインは急な温度変化に弱いので、高価なワインを冷やす場合には味わいが劣化する恐れがありオススメができないのと、凍ってしまうとさらなる味の劣化や瓶が割れるリスクがあり危険です。
「お安いワインだから気にしないよ!」という場合や、どうしても時間がない場合には、タイマーを使うなどして活用するのはアリでしょう。合計10~20分程度で、時々様子をみながら凍らないように気をつけて冷やすようにしてくださいね。
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ワインクーラー
専用グッズの「ワインクーラー」を使うという手段もあります。商品によって金属製やアクリル製など様々ですが、氷水を張ったワインクーラーにワインをボトルごと入れて冷やすので、レストランのように見栄えが立派で、パーティー感を演出することもできます。
ボトルを回してあげたり、水に塩を混ぜることで早く冷やすことができますよ。
デメリットとしては氷水を張るため手間がかかることや、置き場所がかさばることが挙げられます。
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グラスを冷やすのはあまりオススメではない
冷たいワインを飲むために、グラスを冷蔵庫や冷凍庫で冷やす人もいるかもしれません。最初はいいのですが、時間が経つとグラスに水滴が付いてしまい、ワインが薄まって美味しくなくなる原因に。冷蔵庫内のにおいがグラスに付着してしまうリスクもあるので、あまりオススメの方法ではありません。
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氷を入れるのはワインによってはアリ!
氷を入れて飲むのは邪道かというと、必ずしもそうではないんです。最近では、「氷を入れて飲むワイン」としてメーカー自らがアピールしている商品も数多くあります。また高価なワインには向きませんが、手頃な価格で早飲みタイプのフレッシュなワインなら、氷を入れて気軽に楽しむのもアリ!ヨーロッパでは、夏にワインを飲む際のカジュアル楽しみ方としてワインに氷を入れるのは結構一般的なんですよ。
ぜひワインを冷やす時の参考にしてみてくださいね。
それでは最後に、冷やして飲むとおいしい、夏にぴったりの白ワイン5選をご紹介します!
冷やしておいしいおすすめ白ワイン5選!
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氷と楽しむおいしいワイン。
「酸化防止剤無添加のおいしいワイン。 白」をベースに、味わいを濃く、アルコール度数を1%上げることで、氷を入れてもおいしい味わいに仕上げたワイン。スーパーなどで入手することができるお手頃なワインです。
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コンチャ・イ・トロ カッシェロ・デル・ディアブロ ソーヴィニヨン・ブラン
チリの名門、コンチャ・イ・トロのワイン。ミネラル香があり、ピーチや赤スグリなどの香りも感じられる、さわやかで冷やしておいしいタイプの辛口白。酸味があるのでサーモンのマリネなどの魚介と相性がよく、夏の食卓にぴったりです。
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ガタオ ヴィーニョ ヴェルデ
ポルトガルのフレッシュな辛口ワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」。心と体をクールダウンしてくれるような夏にぴったりの爽やかなワイン微発泡が心地よく、氷を入れてもOK!魚を食べる国のワインなので、魚介料理との相性は◎。
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グランサッソ トレッビアーノ ダブルッツォ
イタリア固有の有名品種、トレッビアーノ種を100%使用。西洋かりん、びわなどの黄色い果実の香りや、オレンジの白い花の香りが感じられます。フレッシュでありながらしっかりとしたボディで、冷やしても飲みごたえを感じられます。
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おたる冷やしておいしい生ワイン(白)プレミアム
北海道産のワイン用品種、バッカスとミュラー・トゥルガウをブレンドし、清純で爽やかな印象の中口(甘口と辛口の間)に仕上げたワイン。辛口すぎないのでキリっと冷やして飲むと爽やかに飲め、お酒に慣れていない人でもおいしく飲めます。
まとめ
今回は「冷やしておいしい白ワイン」をテーマに、白ワインの飲み頃の温度や適切な冷やし方、冷やしておいしいおすすめの白ワイン5選についてご紹介しました。暑い夏、キリッと冷えた爽やかな白ワインでリフレッシュ感を楽しみたいですね。